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第23回日本オフィス学会大会が開催されました

第23回日本オフィス学会大会は、9月10日(土)東京大学浅野キャンパス武田ホールにて開催されました。 一昨年、昨年とリモート参加のみのオンライン開催でしたが、今年初めてハイブリッド開催が実現し、参加者はリアル71名、リモート397名、合計468名でした。

第23回大会の当日プログラムは(こちら)をご覧ください。

第1セッション 10:30~11:50

古阪幸代企画委員長の司会で定刻通り開会し、松岡利昌会長の開会挨拶に続いて、東京大学大学院工学系研究科人工物工学研究センター/技術経営戦略学専攻 松尾豊教授が歓迎挨拶を行いました。20分という短い時間でしたが専門分野であるAIの最新情報について大変興味深いお話をいただきました。続いて東京大学大学院経済学研究科(経済学部)稲水伸行准教授の記念講演が行われました。稲水先生は「ハイブリッド・ワークのジレンマとこれからの働き方」と題し、今年4月に発刊された学会誌第14巻第1号にも寄稿いただいた内容をアップデートした講演でした。

第2セッション 13:00~16:55

昼食休憩をはさんで午後1時からは第2セッションとして 「SDGs × Office ~持続可能社会へ導くオフィスのこれから」をテーマに講演と研究部会発表・パネルディスカッションが行われました。
最初にヴォンエルフ・Arc Japan代表取締役の平松宏城氏による基調講演「いま必要とされる都市更新への指針」が行われました。平松氏はLEED、WELLなどの国際認証の普及に早くから取り組んでおり、今回は環境性能評価システムについて現在までの歩みと、都市や企業の抱える問題、対応事例など最前線の情報をお話しいただきました。
 休憩の後、地主廣明副会長をモデレーターとして現在活動中の8つの研究部会から発表とパネルディスカッションが行われました。前半はオフィス環境設備インフラ研究部会、ワークプレイスプログラミング研究部会、オフィス投資価値研究部会、ステーショナリー研究部会の4部会がそれぞれに発表を行い、休憩をはさんでユニバーサルデザイン研究部会、ワークスタイル研究部会、オフィス人間工学研究部会、オフィス家具研究部会の4名によるパネルディスカッションが行われました。その後再び平松氏にご登壇いただき松岡会長とともにクロージングセッションを行いました。
 すべてのプログラムは午後5時に終了、今年も残念ながら交流会は実施できませんでしたが、会場では久々のリアル開催ということで、旧交を温める姿が多く見受けられました。

なお大会論文発表5編と研究部会報告8編は期間限定(9月10日~9月30日)のストリーミング配信として特設ページで公開しました。
 第24回大会は2023年9月に開催予定(会場未定)ですが、最新の情報は日本オフィス学会ホームーページでご確認いただきたいと思います。