研究活動
日本オフィス学会に入会しますと、以下のような活動に参加する事が出来ます。
- オフィスについて勉強や研究の場を提供…研究会など
- 独自の研究又は勉強会や研究会を通じて得た成果を発表する場を提供…フォーラム・大会など
- 会員交流の場を提供…学会誌及び上記の会を通じた様々な交流や情報交換など
- 会員は年会費1口につき1名を登録、登録者は自分の希望する研究会に数を問わず参加することが出来る。又学会誌の配付、大会の参加等の特典も1登録者ごとに付与される
◆日本オフィス学会での研究活動として、令和4年現在、『ユニバーサルデザイン研究部会』『ワークスタイル研究部会』『オフィス環境設備インフラ研究部会』『ワークプレイスプログラミング研究部会』『オフィス投資価値研究部会』『オフィス人間工学研究部会』『オフィス家具研究部会』『ステーショナリー研究部会』の8研究部会を設置しています。
また、今後とも研究テーマの方向を探り、随時研究会を立ち上げる方針です。
◆オフィスに関する研究ジャンルとしては、令和4年現在、
- 1)オフィスを構成する建物との関連
- 2)オフィス空間
- 3)オフィス形態
- 4)オフィスでの働き方
- 5)オフィスの機器
- 6)オフィスの歴史
などを対象としています。
※詳細は以下をご参照ください。
ユニバーサルデザイン研究部会
働く場でのユニバーサルデザインはどうあるべきかを研究し提言する。
- 急速に進む高齢化社会の中、労働力の確保を行いながらも小さな子供がいる人や高齢者、障害者など誰もが安心して生き生きと働くために必要な要素や環境とは?
- ユニバーサルデザインを「デザイン」「ビジネス」「福祉」の分野を越えて、新たな出会いと仕事が生まれる場を実存するオフィスや施設の視察を基点に、様々なケーススタディーを検証し研究する。
大会発表23_ユニバーサルデザイン研究部会(PDF:1.09MB)
男性の育児休暇に関する調査報告
浅野 健太(コクヨ株式会社)、坂本 恵子(株式会社イトーキ)、高橋 未樹子(コマニー株式会社)、武智 韻葉(コマニー株式会社)、樋口 美由紀(コクヨ株式会社)、松村 光博(ダイシン工業株式会社)、水谷 笑理(プラス株式会社)、嶺野 あゆみ(株式会社オカムラ)

ワークスタイル研究部会
ワークスタイルとワークプレイス・組織の関わりについての研究を行う。
- 社会や技術の変化に対応し、企業競争力を高めるためには、オフィスワーカーの「ワークスタイル(働き方)」に焦点を当てたオフィスづくりが必要と考えます。
- 組織論やイノベーション論を素地としながら、より知的生産性の高いワークスタイルを探究し、ワークプレイス(空間)や組織(ルール)との関係を明らかにするのが本研究部会の目的です。
大会発表23_ワークスタイル研究部会(PDF:599KB)
Z世代の"働く"を紐解く
司会者 :妹尾 大 (東京工業大学)
パネリスト:福島 勇希 (明星大学大学院/novact 合同会社)
パネリスト:辻井 耕太郎 (プラス株式会社)
パネリスト:武部 雅仁 (三井デザインテック株式会社)

オフィス環境設備インフラ研究部会
オフィス環境における空調、電気、照明、衛生等の設備インフラに関する研究。
- 知的照明に代表される最新の設備インフラとオフィスの(知的)生産性やオフィス・ワーカーへの生理的、心理的、行動的影響を明らかにし、最新のオフィス環境設備インフラがオフィスに及ぼす影響の基礎を研究する。
- また、オフィス環境における設備インフラからみたICTの可能性を探り、同様にエコロジーサスティナビリティといった側面からみた設備インフラの可能性も探り、加えて、次世代のオフィスやワークプレースにおける設備インフラの可能性や最新情報を紹介していく。

ワークプレイスプログラミング研究部会
日本でのワークプレイスづくりにおけるプログラミング(要求条件整理)のあり方の研究と具体的な実践・普及活動を目的とする。
- 日本社会の実情を反映した、プログラミングのプロセス、内容、アウトプット、合意形成方法等を研究し、その最適な手法を具体的なプロジェクトに普及する方法の検討と普及の場を設ける活動を行う。
大会発表23_ワークプレイスプログラミング研究部会(PDF:2.17MB)
ポストコロナでのワークプレイスプログラミングのあり方
~事例からみる今後のパースペクティブ~
松本裕司(京都工芸繊維大学)、溝上裕二(ジョーンズラングラサール株式会社)、大川徹(株式会社竹中工務店)、丸山玄(大成建設株式会社)、市村匡生(株式会社イトーキ)、母ヶ野仁(株式会社ヴィス)、萬行扶美(立教大学)、北山善一(ジョーンズラングラサール株式会社)

オフィス投資価値研究部会
投資対象、または経営装置としてのオフィスの価値の研究。
- 「戦略的投資をかける企業はオフィスに価値を見出しているはずである」(仮説)を検証すべく、戦略的に投資された先進オフィスを視察調査し、事例研究を行う。

オフィス人間工学研究部会
人間工学に基づいた家具やワークプレイスについて研究を行なう。
- 気候変動・パンデミック・東西戦争の再燃など世界的な歴史変革の時代にあって、グローバル社会がSDGsを目指す中、それらの動きにともなって変化するワークスタイルやワークプレイスを、人間工学的な見地から考察し、評価をし、改善のための提言を行っています。
とくに、いまや一般的になってきているリモートワーク環境について、ワーカーおよび家族の心身の健康を維持向上させるべく、人間工学的な課題と提言をまとめています。
大会発表23_オフィス人間工学研究部会(PDF:1.27MB)
「在宅ワークにおける人間工学的ガイドライン」 バージョンアップ検討
三家 礼子・伴地 芳啓(早稲田大学)、北島 洋樹・石井 賢治(公益財団法人大原記念労働科学研究所)、小沢 直哉・山下 あゆみ(イナバインターナショナル株式会社)、八木 佳子 (株式会社イトーキ)、木下 洋二郎(コクヨ株式会社)、銅銀 健(ハーマンミラージャパン株式会社)、齋藤 大路朗(プラス株式会社)、遠藤 充彦(元株式会社YAMAGIWA)、西谷 光雄(元 業界紙編集者)、古阪 幸代(株式会社インデックスコンサルティング、WFM/フルリエゾン)

オフィス家具研究部会
" 社会的背景とともに変化するオフィス家具の歴史と変遷を体系化し「働く環境と場」の視点から
「オフィス家具」の変化を明確化し、新しい可能性を探索します "
- 家具の歴史、家具のカテゴリー、JIS変遷、人間工学的資料収集などを部会の活動成果として共有していく。

ステーショナリー研究部会
働き方の変化から見えてくるステーショナリーの未来研究。
- ステーショナリーは、元をたどれば紀元前に粘土板に文字を記録していた時代から現代に至るまで長い歴史を持つ。
また道具として文字を記録したりモノを作る道具としてだけで無く人のコミュニケーションを円滑に進める役割も担っている。
- ステーショナリー研究部会では今後の働き方の変化を鑑みながら、オフィス学で活用されているSECIモデルを機軸に知的生産の質的向上との関係を「KOTO」「HITO」「MONO」を基点に、今後の働き方とステーショナリーのあり方を検証し未来への仮説、提案を行う。
大会発表23_ステーショナリー研究部会(PDF:759KB)
ハイブリッドワーク時代の手書きオンライン会議の可能性
藤木 武史・米倉 邦征(コクヨ株式会社)、松本 竹志・丸岡 有希・岩本 塁(プラス株式会社)
高畑 正幸、福田 岳司(株式会社ライオン事務器)、田島 宏(ぺんてる株式会社)、富田 誠(東海大学教養学部)

国際動向研究部会(終了)
海外の関係者との交流を通じてグローバル化時代における、わが国のオフィスのあり方を考える。
- 欧米においても、ITの活用等新しい働き方を踏まえたオフィスのあり方が研究、実践されている。
- 隔月程度会員の会合を開き、海外における取り組みについて情報交換をする。
(注)平成23年度より、「国際交流研究部会」の部会名が「国際動向研究部会」に変更されました。
大会発表16_国際動向研究部会(PDF:15MB)
コーディネーター:岸本章弘(部会長/ワークスケープ・ラボ)
研究発表 1:「適業適所型オフィスのための『ラウンジワーク』空間の提案」
発表者:岸本章弘(ワークスケープ・ラボ)
研究発表 2
「ラウンジワーク空間における行動特性と支援環境の考察」
発表者:上野圭一(株式会社エフエム・ソリューション)、
菅野文恵(株式会社ゼロイン)、萩坂真紀(株式会社岡村製作所)、
佐藤泰(早稲田大学大学院人間科学研究科)

オフィス環境変遷体系研究部会(終了)
年表:新編成1800~2010(PDF:1.13MB)

トリアコンタの会
学会活動を活性化するため、オフィスに関わる仕事や研究をしているメンバーの20代、30代が中心となって、2017年12月に発足。メンバーで、オフィス業界に役立つ情報を協議検討しテーマを決め、月一度調査活動発信を行っています。
トリアコンタの会
報告資料(PDF:2.08MB)

※日本オフィス学会では、上記、各研究部会への参加希望者を募集しています。
※興味のある方は、事務局(office@jos-japan/jp)までお問い合わせください。